御田町看板プロジェクトの看板彫刻を担当いただいています富山県井波町藤巻さんを訪ねながら、井波町の彫刻施設を見学しました。今回は匠Pメンバーだけでなく、日本装飾美術学校のみなさん、蒔ストーブの北沢さんご一家、小高千絵さんにも参加いただき、総勢20名で伺いました。 井波町の彫刻業は、現在も約300名の彫刻士がいる、日本一の彫刻の町です。 町内のあちらこちらに工房が点在し、中心的施設である瑞泉寺は彫刻で埋め尽くされ、また、その参道の家や商店には彫刻の看板が当たり前のように架けられています。
残念ながら、看板2号は未完成でしたが、藤巻さんの最近の作品を見せていただきました。 DECOBIの生徒さん達は熱心に藤巻さんに質問し、作業場や作品の写真を撮影していました。
ここは、井波彫刻組合に所属する、彫刻士の方々の作品が並ぶ、井波彫刻の中心施設です。中には江戸時代中期からの彫刻士の系図があり、伝統技術の継承が脈々と繋がっている歴史の迫力と、本物を作りつつける匠の自信が感じられます。
井波彫刻は、この瑞泉寺の建立・再建を機に、発達してきました。 参道には、彫刻だけでなく、民家や商店がありますが、あたり前のようにところどころに彫刻が施されており、また、看板や表札もオリジナルが当たり前のようです。
井波町 公式ホームページ