すべては 蔵 からはじまった
モノづくりの原点を忘れない現代の匠達が
下諏訪倉庫に集い こだわりを魅せます
2004年11月6日・7日

これは下諏訪倉庫の繭倉で、1900年(明治33)から1912年(明治45)年に建設されたものです。木造土蔵造りで多窓式多階構造で、広さが130〜330平方メートル、高さが10メートル以上あります。繭の乾燥装置もありますが、現在は繭の倉庫としては使われておらず、通常の倉庫として使われています。この倉庫は2003年末には老朽化のため取り壊されるという話になっていました。
しかし、2004.5.27付け長野日報の記事によると産業考古学会が「推薦産業遺産」に認定し、群馬・長野両県に残る製糸関係の遺産を広域で「世界遺産」に登録できるよう検討するためワーキンググループの発足を決めたとしています。今後、取り壊すのか、保存するのか微妙ではありますが、価値ある建物には間違いないでしょう。