匠*ストーブナイト 04年2月14日 PM7時から開催
同日、御田町のアイスキャンドル祭りが開催される中、当イベントを開催しました。当イベントは、デジタル・エレクトロニクスが席巻する時代に、何故、ストーブとか自然エネルギーとか、わざわざアナログなものに人は惹かれるのか・・・、そこにものづくりの中ににおける価値づくりの本質があるのではないか、といった視点から、ストーブを切り口に関連する人たちを集めトークセッションを企画してみました。
セッションの記録です。
匠ストーブナイト記録簿 (PDF 29.2KB)
● 蓄音機って聴いたことありますか? 〜SPレコードらいぶ〜●
オペレーターと解説
パン工房パパゲーノ(原村) 小倉輝久さん
小倉さんは、原村のぱん屋さんですが、蓄音機コレクタです。今回、ストーブを囲む雰囲気づくりと併せてSPレコードライブを開催していただきました。デジタル録音と違う、アナログ再生の味を改めて堪能しました。
● ストーブ実演
あいにくの天候(季節はずれの雨)でしたが、店頭でストーブを実演し、その火で焼き芋とチョコレートをサービスしました。食べ物の力は恐るべし、焼き芋を求めて、店頭は、親子連れで町一番の大騒ぎでした。

● ストーブを囲んでバイオマスについて語ろう●
出演
大橋俊夫さん(インダストリーネットワーク社長)
春日嘉広さん(上伊那地方事務所林務課長補佐)
唐澤信男さん(上伊那森林組合ペレット工場長)
河合 博さん(信濃の国 森世紀工房事務局長)
北澤賢一さん(北澤アート代表)
宮坂源吉さん(しもすわ発展百人委員会 代表)
両角修次さん(森羅環境建築創作所 おらが山里ネットワーク主宰)

7名のパネラーのみなさんにお集まりいただき、それぞれの立場からお話をいただきました。今回、大橋さんにコーディネータをお願いしました。大橋さんは岡谷の機械工具店の2代目ですが、先代が、大橋式ストーブカマドなる商品を県内に発売していたエピソードを切り口に、レトロチックなストーブの魅力を語られていました。
春日さん、唐澤さんは上伊那でペレットストーブの普及に尽力されており、ペレット派として参加いただきました。また、北沢さんには、薪ストーブ製作者として、薪の素晴らしさについて語っていただきました。河合さん、両角さん、宮坂さんには、それぞれの住まれる山の達人として、ストーブを使う側、材料を供給する側として意見いただきました。
約1時間半のセッションでしたが、ぷらっとスペースに約30名ほどの聴衆者が集まり、ペレットストーブを皆で囲みながら、熱い語りを堪能しました。皆の共通の意見として、薪にしてもペレットにしても、ただの暖房機としてだけでなく、気軽に、安全で、料理ができるような、複合的な機能は必要であり、燃料については、供給と消費の総合的なサイクルの構築が必要であるという話が印象的でした。

大橋式ストーブカマドの写真登場!

セッション風景
