ロボット製作記録

7月15日(火) PM6:00〜12:00
 「工業の街下諏訪」・「東洋のスイス」・「精密機械の街」
などと言われてきた下諏訪町ですが、住んでいる人達には、それ程実感がありません。
そこで・・匠グループでは、匠に関連する1分野として、地元とロボットを結び付ける事にしました。
幸いにも下諏訪町には、大学と連携してロボットを製造する会社(下諏訪工業振興協議会 加盟会社)があり、
世界大会を目指した子供達によるロボット大会も3年前から開催されています。
そこで、子供だけでなく大人まで楽しめる『匠』として夏祭りの一環として開催することにしました。
 
 下諏訪町では、毎年7月31日〜8月1日に宵祭り・お舟祭りが開催されており、 
その中心的会場である御田町にて、ロボット大会を開催することにしました。


(設計図)

大会名:御田町ロボットバトル大会
場  所:御田町駐車場(下諏訪町)
日  時:平成15年7月31日17:00〜19:00
対 象:中学生以下(無料)
ロボ名:"ぼくさー"(6-Legs Walking Robot Kit "BOXER")
大きさ:250×120×125mm  体重1,500g以下
特 徴:その名のとおり、2本の腕を動かして相手のロボを
     場外に出すか、ひっくり返せば勝ちです。
[ここから製作体験談]
 さて、宵祭りに5体のロボットを使用してバトルを行うわけですが、
その製作を匠のメンバーと下諏訪町工業振興協議会の方々、
はたまた知り合いの数名がボランティアとして参加して下さいました。


これがロボットを製作するのに必要な全ての部品です。
コントローラーやギアボックスは、市販のタミヤ製の物ですが、
始めから組立てないと動きません。


下半身の組み立てが完了した状態です。
6本足を2つのモーターで動かすので、回転も可能です。
一見簡単そうに見えて、ここまで作るのに苦労しました。。。
足を逆に付けて、分解している人もいました。


6本足を動かすためのギアボックス製作です。
ギアを間違えて、何度も分解している人もいました。
手はグリスでベトベトです。つけすぎでしょうか?


上半身の組み立て風景です。(助っ人の方)
この頃になると夜11:00近くになり、疲れで細かい部品がよく見えません。
1@の部品もあって、ピンセットで恐る恐る付けています。


上半身に腕を取り付けています。
ここでも指が入らないので、ピンセットが有効です。


コントラーラーの組み立てです。(助っ人女子高生!)
+と−を間違えないように、コードの色をよく見ながらハンダ付けしていきます。
「製作が楽しくてまたやりたい」と言ってくれました。(喜び!!)


夜の11:30頃の風景です。
右端にいるのが、ロボットおたくの坂爪さん。3時間40分で1体を作り上げました。(第1位)
他の方も4時間30分や5時間で作っていましたが、この日は未完成の方もいました。
今回の教訓 『ロボット侮るべからず』


(完成図)

  • 感想
    • 小学生が指導を受けながら2日かけて製作するロボットを2時間位で作ろうなどと、甘い考えでした。作り上げて、電池を入れてコントローターを動かすまで、ドキドキです。
      「あ〜もしも動かなかったら、また分解だ!」「眠い・・・」
      部品を共同で製作していたグループは、誰の部品のせいで動かないか?責任重大です。
    • みごとに動いた時は大人ながら感動でした。昔はハンダを使ったり、プラモデルを作ったりしましたが、最近は、コンピューターばかりで、忘れていた心を思い出すことができました。
    • グローブを腕に付け、宵祭り当日は、子供が殴り合ってくれるでしょう。(頼む!壊さないで)